都市伝説

【都市伝説】ネットに現れた2036年の未来人「ジョン・タイター」

ここ数年、ネット上で未来人を名乗る人が結構いますよね。
国内では2058年から来た人や、2062年から来た人あたりがいくつか予言を的中させ、話題になりました。

と、某ドラ◯えもんもビックリな勢いで未来人がネットに現れているわけですが、過去に様々な証拠や予言を残し「もしかして本物では?」と話題となった、「ジョン・タイター」なる未来人がいます。

今回は、この人について取り上げていきます。

未来人界隈では大御所の人物だよ

1.概要:ジョン・タイターとは?

ジョン・タイターとは、2036年からやってきたという未来人です。
2000年、アメリカのネット掲示板に突如現れ、ユーザーたちとのやりとりや2036年までに起こる出来事の予言などを行いました。

それだけでなく、自身が本物の未来人であると証明すべく数々の証拠を残し、現在に至るまでその信憑性の高さを保ち続けています。

そんなジョン・タイターですが、登場してから4ヶ月後に「任務を完了したので、未来に帰還する」という旨の書き込みをし、それを最後に忽然と姿を消しました。

書き込みの内容や証拠がデタラメとは思えないレベルであったため、様々な議論がされています。

釣り宣言もしてないし、嘘と言える決定的な証拠があるわけでもないみたい…

2.過去に来た目的とは?

そもそも、ジョン・タイターは何をしに来たのでしょうか。

それは、2038年問題に対処するためです。
2038年問題とは、1970年1月1日0時0分0秒を起点にカウントしているコンピューターの時間(UNIX時間)が、2038年1月19日3時14分7秒をもってそれ以上カウントできなくなるという問題です。

これによってコンピューターの時刻に狂いが生じ、様々なシステムに影響を与えるというわけです。
現代でさえコンピューターが社会に与える影響はとても大きいので、2038年ではなおさらでしょう。

ジョン・タイターは、この問題の解決に繋がる隠し機能を持つコンピューターを入手するため過去に来たと主張しています。

そのコンピューターとはIBM 5100というもので、ジョン・タイターが隠し機能について明らかにするまで、IBM社のごく一部の関係者にしか知られていない事実でした。

ジョン・タイターは「祖父がIBM 5100の開発に携わっていた」と主張していたため、単なる部外者が適当な発言をしたわけではないということが判明しました。

ネットで予言をするために来たんじゃないみたいだね

3.どんな予言を残したのか?

ジョン・タイターが残した予言は数多くありますが、すでに的中したものもあれば、しなかったものもあります。
それらの一部を、予言ととれる書き込みも含めて紹介していきます。
※()内は書き込み時期

3-1.的中した主な予言

イラクが現在核兵器を保有していると知ったら驚きますか?(2001年2月)

2年後の2003年3月、「イラクが大量破壊兵器を保有している」という理由のもと、実際にアメリカがイラクへ侵攻し戦争が勃発しました。いわゆるイラク戦争です。

ペルーで地震が起きます。そして、死ぬはずの人が生き残り、生き残るはずの人が死ぬという事態が起こります(2001年2月)

それからわずか4ヶ月後の2001年6月、ペルーでマグニチュード8.1の地震が発生しました。
この地震により、100人以上が犠牲となり、1200人以上もの負傷者を出す事態となりました。

中国は間もなく有人宇宙船を周回軌道に乗せるでしょう(2001年2月)

約2年半後の2003年10月15日、中国が有人宇宙船「神舟5号」の打ち上げに成功しました。
「間もなく」という表現はそう遠くない未来と解釈できるので、ピンポイントで的中したと言えます。

とても自作自演できないレベルの予言を当ててるとは…

3-2.的中しなかった予言

  1. 2015年に世界戦争(第三次世界大戦)が発生。(ロシアによるアメリカへの核投下を発端とし)30億人近くの人が死にました(2000年11月)

2015年はもちろん、2019年現在でも第三次世界大戦と呼べる規模の戦争は起きていません。
香港の民主化デモを発端とし、中国とアメリカの間で軋轢が生じていたりと各所で問題は起きていますが、億単位で犠牲者が出そうな出来事は今後もそう簡単には起きないでしょう。

第三次世界大戦の件が強烈すぎて埋もれがちですが、他にも2019年現在までに的中しなかった予言があります。

2005年 アメリカで内戦勃発
2008年 平成関東大震災が発生
2009年 中国が日本、韓国、台湾を併合
2011年 アメリカ合衆国政府解体
2012年 アメリカ連邦帝国樹立
2017年 2015年に勃発した第三次世界大戦が集結。ロシアの勝利。

アメリカの国内情勢がとんでもなく荒れることになっていましたが、実際に振り返るとどれも的中していませんね。

3-3.2019年以降の主な予言

2019年以降の主な予言は、2015年に勃発したとされる第三次世界大戦による影響を前提としたものがいくつもあります。

それを抜きとした主な予言といえば、

2034年 タイムマシンの実用化

ぐらいかなと思います。

一時期は「2020年、日本は2つの国と立ち入り禁止区域に分裂する」という旨の予言も出回りましたが、後にジョン・タイターによる書き込みとは一切関係ないことが判明しています。

タイムマシンの実用化って意外と近いのね

4.真相は未だに謎

ジョン・タイターが本当に未来人だったのか、はたまた全て自作自演の嘘だったのか。

ピンポイントで当たった予言と、かすりもしていない予言がハッキリと別れているあたりから見て、どうなのかを見極めがたいですね。

また、ジョン・タイターは未来から来た証拠として、タイムマシンの写真や設計図を投稿したこともあります。
これは専門家曰く「理にかなった構造になっている」とのことで、やはりただ者ではない感じがしますね。

タイムトラベルに使われたとされるタイムマシン(引用元:DendoRock Kakalia「未来から来た男 ジョン・タイター」)
専門家をも唸らせた、タイムマシンの設計図(引用元:DendoRock Kakalia「未来から来た男 ジョン・タイター」)

5.オチ

スペックの高いタイムマシンが欲しい

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