ダークウェブというワードを聞いたことがあるでしょうか。
ネットの中でも深淵に位置しており、そこでの闇や危険さは各所で取り上げられています。
今回は、そんなダークウェブについてです。
ゆっくりしていってね(震え)
1.ダークウェブとは?
ダークウェブとは、ネットの中で最も深いところにある領域を指します。
ここで言う領域というのは、下の画像の通り大きく分けて3つに分類されます。
このサイトもそうですが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから辿り着けるサイトはサーフェスウェブ(以下 : 表層ウェブ)に位置しています。
驚くことに、表層ウェブはネット全体の4%しかありません。
続いて、表層ウェブとダークウェブの中間にあるのがディープウェブになります。
これは簡単に言えば、ログインしなければ閲覧できないサイト(ページ)です。
管理人がこの記事を書いている編集ページも、ログインが必須なのでディープウェブに当たります。
そして、最も深い位置にあるのがダークウェブです。
特殊なブラウザを使わなければ辿り着けず、匿名性が高いことが特徴。
その匿名性の高さを悪用され、目を疑うような商品が売られています。
2.ダークウェブでは何が売られているのか?
目を疑うものが売られていると言いましたが、その多くは法律に触れるものです。
その一部をご紹介します。
2-1.武器
拳銃やナイフ、果てはロケットランチャーまで売られています。
ロケットランチャーは問題外として、銃は合法的に購入出来ない国の人でも買えてしまう状態です。
むしろ、そういった層に向けて売られていると言っても過言ではありません。
ロケラン買ってどうするんだろう…
2-2.薬物
覚醒剤をはじめとする、違法な薬物もダークウェブでは売られています。
銃などの武器を扱うサイトよりも多く、薬物は薬物でも、劇薬も販売していることもあるんだとか。
ちなみに、有名どころでは「シルクロード」というサイトがありました。
シルクロードには95万人を超える登録ユーザーがおり、日本円にして月に1000万円以上の利益を上げていたそう。
しかし運営者が2013年10月に逮捕され、シルクロードは廃止されるに至っています。
支払いには仮想通貨が重宝されてるんだって
2-3.臓器・人
臓器や人身の取引も行われています。
お金欲しさで臓器を売る人から犯罪組織が買い取り、高値で売るという方法が多いようです。
また、借金返済のために売らざるを得ないという経緯を辿る人もいます。
人身売買については臓器売買と違い、お金欲しさで売られに行く人はいません(それはそう)。
売られるのは誘拐された人で、サイトにはその人の写真と細かな身体情報が記載されて売られているそうです。
最近では、イタリアで誘拐された英国人女性が人身売買の被害に遭ったという事件がありました。
産経新聞『女性をネットで売る「ブラック・デス」の闇…ダークウェブに潜む悪意の深さ』
通販のノリで売られるとか怖すぎる…
2-4.他にもいろいろ
ここまででも十分恐ろしいですが、他にも以下のように色々と売られているようです。
形あるモノだけでなく、契約やデータ等の売買も存在しています。
- 殺人依頼(殺し屋)
- 偽造パスポートやクレジットカード
- コンピューターウイルス
- 個人情報
- 食料品
- 幽霊
偽造モノは種類が多く、パスポートやクレジットカードはもちろん、学位といったものまであります。
ちなみにすべてが偽造というわけでなく、自分の本物のパスポートを売り払ってしまう人もいます。
幽霊なんかはどう売るんだという話ですが、霊を封じ込んだ彫像など、形あるものとして売られているそう。
また、普通の通販で買えるような食料品もあります。
とてもダークウェブで売る必要性があるようには見えませんが、蓋を開けてみれば怪しい薬が入っている可能性も捨てきれませんね。非合法なものを売るための隠語かもしれませんし。
表では売れない商品が集まってるんだね
3.人気商品「ミステリーボックス」
恐ろしい商品を十二分に取り揃えているダークウェブですが、中には人気商品もあります。
それは「ミステリーボックス」なるもので、YouTubeでも開封動画がたくさん。
中身は届くまでわからず、落書きだらけの人形や血のような液体が付いた衣服など、とにかく不気味なものが複数入っています。
怪しげな白い粉が入っていたという事例もあるので、無闇に購入するのは避けた方が良いでしょう。
「札束入ってたら当たり」とかだったらなあ…
4.オチ
ミステリーボックスに当たりはあるんだろうか