去年の3月26日、生まれてから22年半住み続けた北海道を後にし、上京しました。
早いもので、あれから今日で1年。
仕事に追われながらもなんとか生活しています。
上京したそもそもの目的というのは、アイドルなどのオタク趣味を充実させるため。
実際にそうしてみてどんな感じなのか、この1年を振り返りつつ変化や感想などを書いていきます。
1.コロナでめちゃくちゃ
先にオチを言ってしまうと、新型コロナウイルスの流行によってめちゃくちゃになってしまいました。
「推しているアイドルのライブに気軽に行けるようにする」という上京の主目的はまともに果たせず、おまけに好きなグループは活動休止になってしまっています。
ここまでのパンデミックが起こるとは…自分が生きている間とまでは言わないですが、20代そこそこのうちにこんな体験をするなんて思いもしませんでした。
1年ちょい前までは
なんて意気込んでたんですけどね。
こんな状況なので、公私共に思うようにいってないです。まあ他の人も同じだと思います。
2.二次元にハマって感じた上京の意味
アイドルの追っかけという趣味ができていないので、家で楽しめる趣味に傾倒した1年となりました。
特に二次元のキャラへのハマりようは一段と増すことに。
推しは推しだからいいじゃないかということで今こうなってるわけなんですが、事あるごとに思うことが1つ。
ということ。
もちろん、上京したおかげでこの趣味の聖地である秋葉原に行きやすくなりました。
あの特別な場所に自宅から1時間やそこらで行けるのは嬉しいものです。
とはいっても、秋葉原で売っているものは軒並みネットで買えてしまうのが現状。
「東京」という場所に身を置いてこその趣味であるアイドルとはわけが違うので、別に「やっぱ東京だよな!」と思うことはないんですよね。
声優イベントだとかに行きたいなら話は変わりますけど。
3.リアルは充実せず
ネットで上京した人それぞれの変化をググっていると、割と「上京したらすぐに彼女ができました!」なんてパターンを見かけます。
これに関しては、北海道にいようと東京にいようと自分は何も変化なしです。
自分から動いてない以前にオタク街道一直線なので当然といえば当然。
この手の話を見かけるたび「上京したから上手くいった」のではなく、「そうなれるぐらいには行動力があるんだから東京でも地方でもイケる人じゃないか…」と心の中でツッコミを入れる日々を送っています。
4.北海道へ戻るメリットを見失った
上京に「趣味を充実させられる」という絶対的なメリットを感じていた自分。
その一方で薄々予想はついていたものの、上京して以来
と思うようになってしまいました。
趣味云々の話もそうだし、物質的な豊かさに満足した上にそれが当たり前になってしまったのもそう。
都会が好きで、その中での人混みも平気な自分にとって、東京という「どんな自分なら世間の風当たりを強く受けずに済むか」をあまり考える必要のない場所から好き好んで離れる理由が特に見当たりません。
そんな人間なので、北海道という故郷に22年以上も世話になったにも関わらず、戻るメリットがあまり無いと思ってしまっています。
もちろん、北海道に戻ればもう若くない両親と近い距離で過ごせるので、関係が悪くない以上これはメリットです。
でもやっぱり、それ以外のメリットが浮かばないんですよね。猛暑になりにくいぐらいでしょうか。
こっちの人達は「食べ物が美味しいじゃん!もったいない!」なんて言ってくれますが…北海道にいてもカップ麺ぐらいしか食べてなかった身としては、馬の耳に念仏状態。
そんなこんなで、今はまるで浮かばない地元へ戻るメリット。
時間が経つにつれて見出せればいいですが、アイドルのオタクをやめられないうちは今のままだろうなと悟っています。
5.でも上京してよかった
ああだこうだ言っていますが、上京してよかったかどうかの二択で言うと、断然よかったと思います。
仮にも好きなアイドルを推しやすいエリアだし、ジャンル問わず気になるイベントごとがあれば簡単に行けるし。
人口の母数が多い分、自分に合ったコミュニティに参加しやすいのもそう。
20代の今だからこそ心置きなく存分に熱中できるであろう趣味ばかりが日々のモチベなので、早い段階で上京したのは間違いではなかったようです。
これが中年に差しかかってきた頃になって「やっぱ上京したい」と思っても遅いでしょうから。
そんなこんなで、やっぱり「やらずに後悔するよりやって後悔する方が良い」的な話は本当だなとつくづく実感した1年になりました。