どうも。
なかなか過疎状態から脱することができていない当ブログですが、最近は見に来てくださる方(オンラインユーザー)が同時に複数人いたりと、少しだけ認知されるようになった気がします。
今日も夕方までに約200アクセスがあったので、今後は常にこうなるほど賑わうブログを目指したいところです。
いつもありがとう。
さて、本題の「2chで起きた怖い話」をお送りします。
4回目の今回は「おつかれさま」というお話で、個人的にこのシリーズの中で1番怖いです。
現実世界だけでなく、ネット世界でも「人を信用しきるのは危ないな」と実感させてくれるでしょう。
ゆっくりしていってね〜
1.概要
2006年2月4日、2chのオカルト板でとあるスレッドが立てられました。
スレ主(スレッドを立てた人)は「絶対に見てはいけません」との書き込みと一緒に、1枚の画像をアップロード。
その画像にはボロボロの雛人形が数体写っており、中には首の無いものもありました。
凄まじく不気味な雰囲気を放っており、しかも画像を見た人には供養(お祓い)が必要とのこと。呪いの写真だったのです。
スレ主は画像を見てしまった人たちにコップの水を用意させ、お経のような文章を書き込んだ後、その水を飲むよう指示します。
この供養によって邪念は取り払われたと言いますが…
2.絶対に見てはいけない写真
スレ主がアップした写真は、先述の通り「ボロボロな雛人形」を写したものです。
管理人も何度か見ましたが、生半可なノリでは撮れそうにないレベルでした。
スレ主はこの画像をアップした直後、このような書き込みをします。
11 名前:1 投稿日:2006/02/04(土) 01:18:59 ID:iGZ5enWl0
2ちゃんねるより
【画像を見てしまった人へ】
供養させて頂きますので、次の準備をして下さい。
コップ一杯の水を用意して下さい。
用意できたところで呼び出してください
画像を見てしまった人への供養をするとのこと。しかもコップ一杯の水だけで良いという、なかなか簡単な内容。
また、水を用意したら電気を消すようにとも指示しています。
この後、スレ主が供養を始めました。
21 名前:1 投稿日:2006/02/04(土) 01:29:17 ID:iGZ5enWl0
2ちゃんねるより
>>14さん
>>19さん
昇抜天閲感如来雲明再憎
昇抜天閲感如来雲明再憎
昇抜天閲感如来雲明再憎
「昇抜天閲感如来雲明再憎」という文言を3回繰り返すスレ主。
これを書き込んだ後、すぐに水を飲むよう指示しました。
どうやらこれで供養が済んだようです。
25 名前:1 投稿日:2006/02/04(土) 01:31:59 ID:iGZ5enWl0
2ちゃんねるより
以上で供養は終了です。
邪念は取り払われました。
おつかれさまでした。
スレ主の意図はハッキリしないものの、
「見てはいけない画像をアップ」→「画像を見てしまう人が現れる」→「スレ主が供養」という流れで終了。
のはずでした。
しかし、ここからスレ民の間で恐ろしい考察がされていきます。
3.「供養」の怖すぎる正体
スレ主が供養と称して書き込んだ「昇抜天閲感如来雲明再憎」。
文字列全体ではなく、最後の2文字に注目してみてください。違和感を感じないでしょうか?
このことについて、あるスレ民が次のように書き込んでいます。
521 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/08/26(火) 09:53:50 ID:VFtYjtRn0
2ちゃんねるより
最初の方読んでみたけど
1か対処法つたえたあとの、「呼び出してください」という表現が妙に怖い 普通は呼んでください、だろ?呼び出せってなんなんだよ
あと、お経の言葉みたいな最後の「再憎」の文字が怖すぎる
どうみても供養の言葉には見えん
以上、なんの知識もない漏れの感想ですた
確かに、とても供養で使う文字には見えません。邪念を取り払う供養で「再び憎む」と表現するでしょうか。
またこの書き込みの通り、スレ主の「呼び出してください」という表現にも、どこか違和感があります。
「スレ民がスレ主を呼ぶ」のではなく、「スレ民が何かを呼ぶ」との解釈もできなくないですね。
こういった数々の違和感から、一気に「本当は供養ではない危険な何かだったのでは」と疑われていきます。
4.「おつかれさま」の本当の意味
いくつもの違和感を感じさせる「供養」ですが、たたみかけるようにスレ主の「書き込み方の不自然さ」を指摘する書き込みがされました。
537 名前:507 投稿日:2006/03/15(水) 14:29:20 ID:PxvmItRO0
2ちゃんねるより
(前略)
えっと、簡単に言うと、コップの水にその辺りをうろついてる不成仏霊を呼び込んで それを飲ませた。 だから、水を飲んだ人の中で運が悪ければとんでもない霊を水ごと体内に取り込んで しまった可能性がある。
要はお憑かれって事・・・。
普通この手の水は御札を焼いた灰とか、オブラートに呪文を書いたものを水に溶かして
浄化してからじゃないと、危なくって飲んじゃいけないんだけど、
>>1
はわざと電気を消して、ヤバイものを呼び込ませたから、かなり危険。
「おつかれさま」は「お疲れ様」ではなく、霊が憑依したことを意味する「お憑かれさま」だったというのです。
確かに、スレ主は1度も「お疲れ様」と漢字で表記せず、なぜか平仮名にしていました。
もしかすると、供養と称した呪いで霊が憑依したことを、こっそり教えていたのかもしれません。
また水を用意させた理由について、このスレ民は「水に周囲の霊を呼び込み、それを飲むことで取り憑かせたのでは」という旨の指摘しています。
ここまで怪しさを帯びている以上、この考察にも納得がいきます。
よく「霊は水の集まるところにいる」といいますよね。
家の中であれば、台所や風呂場に集まりやすいそうです。また、川や海、プールなどで撮られた心霊写真が珍しくないのも、水が関係していると聞きます。
やはり、水を飲ませたのは霊を取り憑かせるためだったのでしょうか。
5.写真は呪いと無関係だった?
そもそも供養を受けたのは、見てはいけない写真を見てしまった人たちでした。
スレ主も写真を「見てはいけない」と言っていたため、最初こそ写真が危険なように思えるでしょう。
しかし本当に危なかったのは、先ほどもご紹介した「昇抜天閲感如来雲明再憎」を唱えらてもらい、電気を消して水を飲むという内容の供養そのものだったと言われています。
つまり、首のない雛人形が写っていたあの写真は、呪いの類に関係なかったと考察できるわけです。
6.真相やいかに
見てはいけない写真を見た人への供養と称し、実はその供養こそが危険だったと言われる「おつかれさま」。本当なのか釣り(ガセネタ)だったのか、真相はわかっていません。
どちらにせよ、「他人の言うことを安易に信じてはいけない」ということは確かです。
ちなみにこの話は、独自に行った考察を掲載しているサイトもいくつかあります。気になる方は是非見てみてください。
怖いなあ…
あのお経みたいなやつの出処が気になるわね。