北海道から東京のアイドル現場に少なくとも2ヶ月に1度、基本は月1ぐらいで通って3年目。
思い返すと、アイドル現場だけでなく秋葉原のコンカフェにも何度か行きました。
その中で1店だけ「もしかしてここヤバい店じゃないの…」と入って大後悔した経験があります。
注意喚起がてら、その時のことを書いてみます。
1.キャッチは普通だった
秋葉原を歩いていると、メイド喫茶とかコンカフェの人達がキャッチしてるじゃないですか。
結構、あのキャッチについて行った時がコンカフェデビューだったという人もいるかもしれません。
問題の店に行った時も、その店のお姉さんがキャッチをしていました。
その人の雰囲気や提示された料金設定は、他の店となんら変わらない様子でした。
宿泊先のチェックイン時間まで暇を持て余していた僕は、その人に言われるがままついていくことに。
もちろん詳しくは言えないですが、ジャンク通り沿いの古びた雑居ビルにある店でした。
2.入った瞬間気付いてしまった
キャッチのお姉さんと雑談をしながら歩いていると、そのお店に到着。
店に通されると、パッと見ではごく普通のお洒落なお店でした。
が、入ってすぐ横に目を向けると…
どう見てもキレたらタダじゃ済まなさそうなイカついお兄さんが、パソコンをカタカタいじってるじゃありませんか。
その瞬間「ヤバい店に来たな」と思ったのは言うまでもありません。
しかし満を持して入店してしまった以上、引き返すわけにもいかない状態です。
ここから約40分に渡るホラーヲタ活が始まりました。
3.メニューを見て戦慄
「私にドリンク入れて(奢って)くれませんか?そうじゃないと私降ろされるんですよ…」
「降ろされる」がクビになるのかノルマ的に何かあるのかわからないものの、とても断れる雰囲気ではない状態。
渋々渡されたメニューを見た僕は、戦慄を覚えました。
○○○(高級なお酒の名前) : 3万円
○○○(高級なお酒の名前) : 5万円
○○○(高級なお酒の名前) : 8万円
学生の自分からすると、まるでこの世の終わりを感じさせるような価格帯です。
衝撃のあまり、逆に浦安鉄筋家族の小鉄みたいな大笑いをかましそうになりました。
引用元 : 動く!浦安鉄筋家族 – LINE スタンプ | LINE STORE(https://store.line.me/stickershop/product/4146/ja)より
とても液体ごときに8人もの諭吉を玉砕させる余裕のない僕は、必死でそのメニューにおける最安の物を探しました。
結果、なんとか3000円のシャンメリーを見つけ、それで済ませました(半強制)。
シャンメリーということで、これが当時20歳にして初めての異性とのクリスマスっぽいイベントになりました。
夏だったけど。
4.話は出来るけれど
コンカフェの醍醐味なのか知りませんが、そのお姉さんとお話しすることに。
お姉さんの背後には例のイカついお兄さんがいるので、口を滑らせないよう敬語で武装して話していました。
「早く終わってくれ…」と祈りながら、女友達とLINEでも出来るレベルの世間話で時間を消費しました。
他にお客さんが1人もおらず、僕とお姉さん、そして例のお兄さんの3人だけの空間でした。
5.ようやく退店の時
なんとか話題を絞り出し、ボロ雑巾状態になった頃にようやく時間が来ました。
有り金全部持ってかれるぐらいなら幸運だろうと身構え、いざお会計に。
結果、40分2000円と言われていたのが何だかんだで7000円ぐらいにはなっていました。
十分高いですが、何かにつけて注文したことにして何万円みたいな、明らかなボッタクリはされなかったのが救いでした。
お会計を済ませ、逃げるように出口へ急ぐ僕。
例のイカついお兄さんの前を通らざるを得なかったのですが、「ありがとうございま〜す!」と居酒屋並みにしっかりと言われたのが意外でした。
6.オチ
コンカフェに行くなら、キャッチについていかず自ら有名店を調べて行くべきだと思う